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アメーバはどんな生き物?

ポリカオス Polychaos アミカムリ Nebela フセウロコカムリ Trinema
ポリカオス アミカムリ フセウロコカムリ


 アメーバの名前は聞いたことがある人は思います。また,実際にアメーバを見たことのある人も多いと思います。アメーバは1個の細胞からなる単細胞生物で,根足虫あるいは変形虫ともよばれます。偽足あるいは仮足とよばれる突起(上の写真の赤矢印)をのばし,さまざまに細胞の形を変えながらゆっくりと動きます。よく見ると,偽足を伸ばすとそこに細胞の中身が流れ込んでいくのがわかります。この動作を繰り返しながら動きますが,偽足は動くためだけでなく,食物をとらえるためにも使われます。偽足を餌を包み込むように伸ばし,細胞内に取り込みます。餌は種によって好むものが異なりますが,細菌,繊毛虫などの小さな動物,小さな藻類などです。それにしても,ゆっくりしか動かないアメーバがすばやく泳ぎ回るゾウリムシなどの繊毛虫をどうして捕まえられるのか,不思議です。
 アメーバには,殻を持たないもの(上の写真の左)と,殻をもち細胞がその中に入っているもの(上の写真の中,右)があり,よくナメクジとカタツムリにたとえられます。殻をもつものは,殻の孔から偽足を出していますが,驚かすと殻の中に偽足を引っ込めます。しかし,殻の有無よりも偽足の形のほうが分類学上は重要で,上の写真の左,中のように偽足が棒状や葉状で幅があり,糸状でないもの(葉状根足虫)と,上の写真の右のように偽足が糸状のもの(糸状根足虫)とに分かれます。したがって,アメーバは大きく「無殻葉状根足虫」,「有殻葉状根足虫」,「無殻糸状根足虫」,「有殻糸状根足虫」の4つに分かれます。他に偽足が網状になるものもありますが,淡水ではほとんど見られません。
 アメーバは,特に淡水で重要なグループで,多くの種があり,極めて普通に出現します。大きさもさまざまで,400倍でも小さくしか見え奈ものから,数mmの大きさになるものまであります。普通は池の底や水草の上などでほふく生活をしています。海洋に住んでいるものもいます。自由生活をするものだけでなく,他の動物に寄生するものもいて,中には人に寄生して厄介な病気を引き起こすものもいます。ゾウリムシなどと並んで,淡水の小さな生き物の中では実験材料としても最もよく登場します。アメーバの分類はまだよくわかっていないところも多く,特に殻を持たないものについては,生活史の中で形を変えるものがあるなど,難しいところが多いようです。

 なお,アメーバに近縁の太陽虫については,太陽虫のページで説明しています。

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