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 ニッチア科 Nitzschiaceae 

 ニッチア科は,被殻に竜骨があり,縦溝はその中を走っています。竜骨はところどころ肥厚して竜骨点を形成しています。殻面は針形,披針形,弓形,S字形などです。浮遊性の種,底生性の種ともに多くあります。また,広塩性の種がかなり多くあり,中には海洋にも淡水にも出現する種もあります。

 図1はニッチア属 Nitzschia の殻面の一部を拡大したものです。赤線は縦溝を示しています。縦溝は竜骨の中を走っています。ところどころ竜骨が肥厚しており,竜骨点とよばれています。

 ニッチア科には,淡水産のものとしては日本には3つの属があります。3つの属は,竜骨がどこを走っているかによって分けられています。図2は3つの属の横断面を模式的に示したものです。赤く示したところが竜骨です。ニッチア属 Nitzschia およびハンチア属 Hantzschia では,竜骨は殻面の縁に沿って走っていますが,ニッチア属は上下両殻の反対側,ハンチア属は上下両殻の同じ側(内縁)にあります。バキラリア属 Bacillaria では,竜骨は殻面の中央を走っています。

 よく出現する属としては,ニッチア属 Nitzschia があげられると思います。があるものが多く出現する属です。

 ・ニッチア属 Nitzschia
 ・ニッチア属 Nitzschia (被殻)
   ・ハンチア属 Hantzschia 
   ・ハンチア属 Hantzschia (被殻)
   ・バキラリア属 Bacillaria
   ・バキラリア属 Bacillaria (被殻)

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