目次へ | 根足虫綱へ

 有殻葉状根足虫目 Arcellinida 

 偽足は葉状,棍棒状などで,自らが作った殻をもっています。殻には1個の開口部があり,そこから偽足を出して運動します。殻に砂粒などの外来性の物質を付着させているものもあります。同定は,殻の形状でおこなわれるため,殻をもたないグループに比べるとずっと容易です。殻の形と表面の模様,外来性物質の付着の有無および状態,殻の開口部の位置および口孔の形などで分類します。本来ほふく生活をしていて,プランクトンではありませんが,ネットにはよく入ってきます。なお,殻内の虫体が失われてしまい,殻だけになったものの写真がいくつかあります。

 よくみられるものとしては,殻に砂粒などを付けているディフルギア(ツボカムリ)属 Difflugia ,同じく殻に砂粒を付け,殻が上下に扁圧され,開口部が偏在しているものが多いケントロピキシス(フセツボカムリ)属 Centropyxis ,殻が上下に扁圧され殻の開口部が下面中央にあるアルケラ(ナベカムリ)属 Arcella があります。があるものが多く出現する属です。

 ・ディフルギア(ツボカムリ)属 Difflugia
   ・ポンティグラシア(カサネグチツボカムリ)属 Pontigulasia 
 ・ケントロピキシス(フセツボカムリ)属 Centropyxis 
   ・ヒアロスフェニア(ウスカワカムリ)属 Hyalosphenia 
   ・ヘレオペラ(アヤカムリ)属 Heleopela
   ・ネベラ(アミカムリ)属 Nebela
 ・アルケラ(ナベカムリ)属 Arcella
   ・ピクシディクラ(サラカムリ)属 Pyxidicula
   ・属不明

目次へ | 根足虫綱へ