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 腹毛綱 GASTROTRICHA 

 腹毛綱は,普通袋形動物門に入れられ,輪虫綱と近いグループです。体が非常に小さく,原生動物,特に繊毛虫と間違われやすいのですが,形が特徴的で,見分けるのは容易です。一見すると単細胞動物のようにもみえますが,立派な多細胞動物です。淡水産のものはすべて毛遊目に属し,一般にイタチムシとよばれます。頭部に剛毛束がありひげのようにみえ,後端には2本の尾突起があります。体は鱗片で被われていることが多く,鱗片の有無や形態で分類されます。本来底生性で,底土や水草の上などを匍匐して生活しており,プランクトンではないのですが,ネットに入ってくることがあります。それにしてもイタチムシという名は誰が名付けたのでしょうか。見ているとまさにぴったりという感じで,命名の傑作だと思います。

 ・イタチムシ属 Chaetonotus 

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